加藤作助 瀬戸天目平茶碗
最近いくつかこの加藤作助の花押のある茶碗を入手しました。
幕末(1800年代後半から1900年代半ば)から明治にかけて興された一門の名。
瀬戸の赤津(織部などが現在も焼かれています)の窯で、
現在もこの加藤作助を名乗るかたがいらして、四代目です。
入手したのはいずれも幕末ころの作品と思われるもので、
本品もそれにあたります。
みごとな轆轤と釉さばきの巧みさが伺える作品です。
手取りもよく、
おそらく早い回転で一気に引き上げられたものなのでしょうが、
それは李朝や唐津の陶工にも通じるものがあります。
高台に金直しがあるほかは完品と言ってよいかと思います。
実際に茶席でかなり使いこまれたもので、
全体の景色もみごとです。
夏茶碗として後世に伝えていただけるかたの目にとまることを望んでいます。
径 約14.5センチ前後
高さ 約4.9センチ前後
(共箱/木綿包み裂付き)
ご売約済、ありがとうございます。
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